整数・小数・分数には、負の整数・負の小数・負の分数もあります。
このページで学ぶこと
- 負の数も含めた「数の種類」を確認する
- 0より大きい数を「正の数」といいます。
0より小さい数を「負の数」と言います。
正の数の中には正の整数、正の分数、正の小数があります。
負の数の中にも負の整数、負の分数、負の小数があります。 - 正の整数のことを自然数ともいいます。
自然にある数とか自然な数と考えておきましょう。 - ゼロは正の数でも負の数でもありません。
例:次のそれぞれの数を、正の整数・正の分数・正の小数・負の整数・負の分数・負の小数・正の数でも負の数でもない数 に分けなさい。
この表に分けていきます。
まずは「正の数」と「負の数」と「正の数でも負の数でもない数」に分かれます。
正の数の中で、整数のものを正の整数。分数のものを正の分数。小数のものを正の小数といいます。
負の数の中で整数のものを負の整数。分数のものを負の分数。小数のものを負の小数といいます。
ではそれぞれ見ていきましょう。
「+2」は正の符号「+」がついているので正の数です。
そしてこれは整数(小数や分数ではない数)なので
答え 正の整数 になります。
「-3.7」は負の符号「-」がついているので負の数です。
そしてこれは小数なので
答え 負の小数
「+4.1」は正の数。小数なので
答え 正の小数
「0(ゼロ)」は 正でも負でもない数です。
このような数はゼロだけです。
0(ゼロ)は特別な数です。
\(\left(\displaystyle\frac{2}{3}\right)\)は正の数です。
そしてこれは分数なので
答え 正の分数
\(\left(\displaystyle-\frac{5}{6}\right)\)は負の数です。
そして分数だから
答え 負の分数
「-8」は負の数で、整数だから
答え 負の整数
「7」は正の数で、整数だから
答え 正の整数
「5.37」は正の数で小数だから
答え 正の小数
\(\left(\displaystyle+\frac{1}{2}\right)\)は正の数で分数だから
答え 正の分数
特に「正の整数」は「自然数」という言い方もできます。
覚えておきましょう。