7 絶対値

0(ゼロ)からの距離のことを絶対値といいます。

このページで学ぶこと

  • 「絶対値」とはどのようなものかを学びます。

数直線で,学ぶ知識を確認しましょう。

  • 直線上での原点からの距離のことを「絶対値」といいます。
    ※原点というのは「0の点」のことです。
    「ゼロからどれくらい離れているか」を表す数字が絶対値です。


例えば+2はゼロから 2 離れているので、+2 の絶対値は 2 。
-3はゼロから3離れているので、-3の絶対値は3ということになります。

つまり符号を取り去った数が絶対値となる、ということになります。
※これをそのまま暗記するのではなく「ゼロからの距離」が絶対値で、それは結局は「符号を取り去ったものと同じ」というように「なぜそうなのか」ということを一緒に覚えておくようにしましょう。

例:次の数の絶対値をいいなさい。

-5

-5は,0から5だけ離れたところにある数です。これの絶対値は 5 になります。
答え 5 

+6.2

+6.2は,0から6.2離れています。
答え 6.2 

\(\left.-\displaystyle\frac{2}{5}\right.\)

0から\(\displaystyle\frac{2}{5}\)離れています。
答え\(\displaystyle\frac{2}{5}\)

0(ゼロ)

0(ゼロ)の絶対値は 0(ゼロ)で OK です。
答え 0 

では次の例題です。

例:絶対値が7である数をいいなさい。

これは、7と-7の2つがあるので注意してください。
原点からの距離が7ある数は、プラスの方とマイナスの方に一つずつあります。
書き方としては+7と-7というふうに書いても正解になります。

※絶対値が等しい数は正の数と負の数それぞれにあるので、2つあります。
0(ゼロ)だけは、特別です。絶対値が0(ゼロ)である数は0(ゼロ)の1つだけとなります。
このあとの正負の数の足し算、引き算でこの「絶対値」をイメージすることになります。
ここでしっかりと確認しておきましょう。

-中1, 正負の数
-,