言葉と符号を両方反対にすると、同じことを表します。
このページで学ぶこと
- マイナスを使うと、逆の意味を表すことになる
- 言葉と符号の両方を反対にすると、同じことを表します
例えば100円の損失という状態があったとします。
※損失というのは「損をしている」ということです。
これを利益(損失の逆で、特をしていることと考えましょう)という言葉を使って表したい場合どうなるでしょうか。
100円というのはもともと+100円のことなので、この「+」を「-」にしてあげれば OK です。
そうすると「-100円の利益」となります。
つまり
「100円の損失」は「-100円の利益」と表すこともできるということです。
この2つは言い方は違っても同じこと表しています。
例:次のそれぞれのことを〔 〕内の言葉を使って表しなさい。
5m下がった〔上がった〕
これを「上がった」という言葉を使って表したいということです。
「下がった」の反対が「上がった」です。
言葉を反対にしたら符号も反対にすれば同じことを表します。
つまり、5 を -5 に変えればOKです。
答えは -5m 上がった となります。
3個少ない〔多い〕
少ないの反対が多い なので、数字の符号を反対にすれば同じ意味です。
答えは -3個多い となります。
8cm短い〔長い〕
これも同じように、「短い」の反対が「長い」なので
言葉を反対にしたら符号も反対にしましょう。
答えは -8cm長い となります。
9 減少した〔増加した〕
「減少した」の反対が「増加した」です。
言葉を反対にしたら符号も反対にしましょう。
答えは -9増加した となります。
テストの点数が20点下がってしまった。〔上がった〕
これを言うと怒られそうだというときどうしても「上がった」という言葉を使いたい場合、ありますよね!
「下がった」の反対が「上がった」です。ということはつまり…
20を-20にすれば、同じことを表しますね。
「-20点上がった」と言えば良いのです。
(でもこれ、余計に怒られる可能性があります。使うときは慎重にしましょう)
答えは -20点上がった となります。
ダイエットしてたのになぜか5kg増えてしまった。〔減った〕
増えてしまったのに、どうしても「減った」という言葉を使って表したいことがあったとします。
そんなときは
言葉を反対にしたら符号も反対にすれば同じことを表す。
です。
「増えた」の反対が「減った」だから、5を-5にすればOKですね。
答えは -5kg 減った となります。
気づいたかな?
ページの1番上の画像。「-3kg減らす」となっていますね。これ、どんな意味でしょうか。
符号を反対にしたら言葉も反対にすれば同じ意味です。
-3を3にすると…
「3kg増やす」となりますね。
写真のケーキも、カロリー高そうでしょ!
今回は、
マイナスとは逆のこと。言葉を反対にしたら符号も反対にすれば同じ意味になるよという話でした。