「数学」を学ぶ意味は? これから学ぶ「負の数」がわかると、どんな良いことがあるのかな?
そんな疑問に対する答えのうちの1つです。
これから中学数学に取り組む方へ
これからみなさんが学ぶ「数学」では
新しい種類の数字を使って計算したり…
図形の性質を「論理的」に説明したり…
数や量の「変化の様子」をからわかることを考えていったり…
さまざまなことに向き合って行くことになります。
このサイトでは、新しい単元の最初には
「なぜその単元を学ぶのか?」
「その単元を学ぶことの意味は何なのか?」
そのようなことに対する答えのうちの1つを示しています。
このような言い方になってしまうのは、その答えが1つではないからです。
みなさん1人1人が自分の力で向き合う中で
何かの問題点をみつけることができたり
工夫を考えることができたり
楽しさを見つけることができたりすれば、それが1番良いことです。
最初に学ぶことを、ちょっとだけ見てみましょう。
これまでにみなさんは、いろいろな計算を学んできました。
その中には「引き算」もありましたね。
いまの気温が3℃だとします。いまの気温よりも4℃下がると何℃になりますか?
式は、3-4となりますね。気温は-1℃といったりしていますね。
これによってわかること。
- この「-1」という数は0より1小さい数のことで「マイナス1」と読みます。
- 「-」を負の符号といいます。
- 0より小さい数のことを「負の数」といいます。
なんと! 0(ゼロ)より小さい数があるのです。
今までは、1番小さい数は0(ゼロ)でした。
でもこれからは、0より小さい数も「数」として使うことになります。
学習の進め方
まずは新しく学ぶことをよく理解しましょう。最初の単元では「負の数」の特徴をつかむことが大切です。
そしてそれらの数字を使った計算をマスターしましょう。これからの計算には「負の数」も普通に使われます。
計算は「誰がやっても必ず同じ答えになる」必要があります。それは「ルール」があるから成り立つのです。計算のルールは完璧にする必要があります。
単元の最後には、今まで学んできたことを「利用」していろいろな問題に取り組んだりもします。
「なぜそうなるのか」「なぜそんなことができるのか」「他の方法は無いのか」「こんな方法ではダメなのか」など、自分なりの疑問をたくさん持ちましょう。そしてそれら1つ1つをしっかりと納得して解決していくようにしましょう。
負の数を学ぶと、どんな良いことがあるのかな?
この単元で新しく学ぶ「負の数」。
負の数がわかると、たとえば
「~よりも多い、少ない」
という 考え方 がしやすくなります。
何かを基準として、それと比べるということがしやすくなります。
最初の単元なので、
「負の数がわかるとそのあとの単元の学習がスムーズに進む」
ということももちろんあります。
数学を学ぶと、どんな良いことがあるのかな?
人生をより豊かに、楽しくするのに役に立ちます。
数学的な思考の方法ができると、様々な問題を解決する能力がアップします。
「問題の解決」というと大げさですが、普段の生活の中にもいろいろな問題が隠れています。
何かの問題点を見つけてそれを解決できれば、みんながハッピーになります!
つまづくこともあるかも知れません。
それでも、いつだって
やれば、やっただけ
あなたの人生の「可能性」がひろがります。
数学の世界を楽しみながら進んでいってください!